北丹沢トレイルレースシミュレーションで道迷い in 秩父

酉谷山頂 トレイルランニング
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前回の投稿で書いた北丹のシミュレーションですが、結果的に失敗となりました。

その原因は、遭難(道迷い)です。

まさか遭難するとは思っていなかったけど、自分の未熟さにただ反省するばかり。

シミュレーションには失敗したので北丹のエントリーは見送りですが、今回のルートや道迷いの経緯など書き記したいと思います。

ちなみに県警のお世話にはなっていません。

自力で下山しました。

まず先に本来想定していたルートから。今回は秩父でのシミュレーションです。

  1. 秩父鉄道 武州日野駅
  2. 熊倉山
  3. 酉谷山
  4. 七跳山
  5. 一杯水避難小屋
  6. 仙元峠
  7. 仙元尾根
  8. 浦山大日堂
  9. 鳥首峠
  10. 大持山
  11. 子持山
  12. 武甲山
  13. 秩父鉄道 浦山口駅

ざっくり50km程度は稼げるルートだと思います。

8:00に武州日野駅を出発して16:00頃には浦山口駅についている想定でした。

このルートが実際には仙元尾根で途絶えます。

そこに着くまでも危うく道迷いしかけたりしましたがなんとか仙元峠まで到達。

その後、仙元尾根の大楢を経由する前にルートを外してしまいました。

ではルートの詳細を1つずつみて行きましょう。

写真多めです。

1.武州日野駅

武州日野駅の駅名票

8時過ぎ頃駅に到着。軽く身支度してから出発しました。

実は本来は熊倉山を経由する予定はありませんでした。

行こうと思っていたルートが封鎖されていたので迂回しての熊倉山です。

森林管理道秩父中央線の看板

ここがその分岐点です。本来左奥へ行く予定だったのですが封鎖されていました。結局Uターンしてここを右に進み迂回しました。

この時点で既に危うい。。

熊倉山ピークへは日野コースで行きました。

熊倉山日野コース登山口 登山届のポストがある

日野コース登山口です。クマ出没注意の看板あり。

最初は沢を横目に進みます。

沢に今にも壊れそうな古い橋がかかっている

登山口直後は沢歩き。ここは走れないので注意して進みます。

登山者は1人も見かけませんでした。

いい感じのシングルトラックが続き快調に飛ばします。

シングルトラックの登山ルート

途中何度も水場を経て鎌倉へ至るの表示を見かけますが一向に到着する気配はありません。

激坂ではないもののそこそこ心肺機能を刺激してくれます。

クマがいそうな穴があります。

熊倉山の直前でようやくトレッキング中の御一行様に出会いました。

軽く挨拶を交わして、道を譲っていただきました。

2.熊倉山

ようやく熊倉山に到着。

海抜1426.5m.です。

熊倉山のピークでは後れを取り戻すべく先を急ぎます。

この先道迷いが発生している旨の表示がありました。

酉田山への道のりは、尾根を伝って進みます。

途中大木が根元から折れて倒れていました。

ルートがかなり分かりにくい場所もあり多少間違えたりもしましたが、引き返して正ルートへ。

槍岳を経由して酉谷山へ到着です。

3.酉谷山

酉谷山は1718.3mです。

標高が高くなってきていて景色も素晴らしかったです。

山頂では数名の登山者が写真を撮ったりしていました。

やっぱ人がいると少しほっとします。

ここで軽くおにぎりタイム。

次は七跳山を目指します。

七跳山へのルートは木の橋げたが結構ありました。これを慎重にわたりつつ先を急ぎます。

この辺りはトレランにはいい感じの稜線が続きます。

途中初めてトレラン中の方とすれ違いました。

4.七跳山

七跳山山頂の方向表示

七跳山ではビュースポットはありませんでした。

時間が押してるのでここも先を急ぎます。

次に目指すは天目山です。

実は上に書いた正規ルートでは天目山ではなく一杯水避難小屋となっています。

左方面が一杯水、右方面が酉谷山

天目山のピークの直前で一杯水方面との分岐がありるのです。

実際目指していたのは天目山のピークですが、時間がないこともあり登りをあきらめて登りが少ない一杯水避難小屋方面へ迂回していくことにしました。

5.一杯水避難小屋

一杯水避難小屋の壁面に奥多摩自然情報地図が掲示されている

ここでトイレタイム。

昔懐かしいぼっとん便所です。落ちないように気を付けましょう。

一杯水避難小屋では日原方面へ南下するルートもあり地図を広げながらルートをチェックします。

左方面が東日原、右方面が蕎麦粒山

次に目指すはいよいよ仙元峠です。

 

仙元峠までは遠くはありませんでした。途中水場で給水をして進みます。

青いホースから水が出ている

この辺りでカップルのトレイルランナーさんと出会いました。

棒ノ麗方面へ向かうと言っていたので仙元峠で別々の道へ進みます。

左奥が蕎麦粒山、右方面が一杯水、左手前に進むと仙元峠

6.仙元峠

仙元尾根を経て川俣に至るの表示

さて、ここが問題となる遭難ポイントです。

仙元峠のピークでは名前の由来が書かれた看板が立っていました。

仙元峠(天目背稜)の説明書き

この時点では問題はありませんでした。

川俣の表示も確認しています。

川俣と記載されている板

道迷い開始

ここからは遭難ストーリーになります。

実は、この先で仙元尾根を大きく外れてしまいます。

後日、ヤマップの地図でみると一目瞭然でした。

YAMAP

仙元峠のピークを出発したあとに尾根を北西に外ずれています。

ちなみにこの当日はヤマップは使っていませんでした。

ランの記録を取るためにランタスティックを使っていたのです。

今回はそこからGPS情報(GPXファイル)をダウンロードしてヤマップに取り込んでいます。

当日もヤマップを使っていれば道迷いをしていなかったかもしれません。。

この辺りは道迷いしていることに気づかず走っていました。

登山道ではない山の斜面

なぜそこを走ってしまったのか?

今考えると登山経験の少なさが仇となっていたのです。

きっちり目印を追ってルートを行ってるつもりになっていたのです。

この時私はこの下の写真の木についてる白いやつを追っかけていました。

急な斜面

登山ルートの目印は大体赤系ってのは知っていましたが、尾根の途中で赤い目印がなくなって、白も目印かなーってくらいの感覚で追ってしまったのです。

よく考えたら尾根じゃない!!下ってるし!

この白いのは森を管理してるおじさんが木につけた何らかの目印なのです。多分ね。

この辺りから何となーくおかしいなぁと思いはじめます。

この時点で正しい選択は引き返すこと。

おかしいと思ったら引き返して正確な地点へ戻ることです。

そして道迷いの始まりです。もう始まってるか。

別ルートで行くことを決心

少し行くと何やら道にでました。

登山ルートではない林道

謎の林道

これは逆に運が悪かったかもしれません。

これ行けば下山できるかもと思ってしまいました。

時間も少なくなってきていて多少焦っていたのもあります。

体力・時間・メンタルなど総合的な要因で登りを引き返す判断ができませんでした。

予定ルートは断念してこの道を行こう。そう決心しました。

しかし、山の道は全て下界に繋がってるわけではないということに後々気づきます。

とにかく下り方向に進みました。

この林道はトラバース気味に下っていたのでいつか下山できるだろうと思い込んでしましました。

この間は焦っていたので写真を撮る余裕がなかったです。

この林道はかなり土砂崩れの痕跡があり絶対立ち入ってはならない雰囲気を醸し出していました。

大きなごつごつした岩々をよけながら下っていきました。

下ればいつか山を出られると思っていました。

しかし行けども行けども人の気配もなし。

そして、道は無くなりました。

ここで気づきました。この林道は本来進んではいけない道だったのです。

かなり下ってきたため、今から引き返したら正規ルートに戻れたとしても日没確定。

何か考えなくては。

強引に下山開始

GPSで現在地を確認。

奇跡的に少しすすんだとこに何かルートがある。

ここを目指すしかないと思いました。

もちろん進むといっても登山道でもなんでもない、ただの山です。

この時点でかなりパニックになっていました。

心の中で「まずい」が連呼されています。やがてそれが独り言に変わります。

でもこういう時にパニックになってはいけないと、何かのテレビで見たことがあったのを思い出しました。

焦る一方、冷静になることにも注力しました。

この時、時間は14:45です。

日が伸びたとはいえ、お天道様がお家へ帰る方向に進んでいます。

まさかの浮き石に・・・

そして川が出てきました。

川を下るか、とも思いましたが滝に遭遇したらアウトなのでやめました。

何とか渡れそうな川だったので、石を飛び飛びに行こうと思ったその時。

ドボン!

浮き石に足を取られてまさかのドボンです。

腰から入水してしまいました。

この状況でびしょ濡れはまずいですよね。

万が一ビバークすることになったら凍え死にます。

とにかく行くしかないと思いました。

とりあえず川を渡り向こう岸へ到着。

崖を登る

ことあとは急な崖が待ち構えていました。

それも当然、その時私がいた場所は一応谷ですから。

最短ルートで行くしかない。再度GPS情報を確認します。

スマホのバッテリーが12%になっていたのでアプリはすべて終了させました。

登山道へ繋がる最短を見極める。かつ、登れそうな場所はどこか。

「あそこだ」と思ったポイントがあったので、そこに狙いを定めました。

結果、その判断はよかったです。

しかし、そこに向かう前に行く手を阻んだのは、トゲトゲを無数に装備した草花。

無理やり通過したので肌が露出してる部分は傷だらけになりました。

なんとか登るポイントまで来ました。

「さあ、ここを登ろう」よっこいしょっと登っていきます。

高さは2.5mくらいでしょうか。

半分くらいのところで木に足をかけました。

次の瞬間、バキ!っという音が。

足をかけた木はすでに朽ち果ててもろくなっていたのです。

「ヤバイ!木が折れる!落ちるかも!」

と思いながらも何とか崖側に身を寄せて耐えました。

そして、その場で体を支えられるのは右側の木の幹と左側にむき出した岩。

木の幹は太すぎて両手でしがみついたとしてもそのあとの身動きがとれない。

そこで思い出したのはボルダリングのテクニック。

ボルダリングで言う“ハリボテ”を登る要領で上に登ります。

指を閉じて最大限の摩擦を生み、手のひら全体で岩と木の幹を捉えます。

ボルダリングやっといてよかったー。

そしてようやく崖の上に到達。そこで奇跡が起きました。

ちょうど登った先が細い登山道で方向の表示もあったのです。

シゴー平・川俣に至るの表示

助かったー!!

それでもゆっくりはしていられません。日が落ちる前になんとか下山しなければ。

時間は15:15でした。

ダッシュで登山道を下り林道へでました。

その時の写真がこちら。やっぱ入っちゃいけないとこだったんだ。。

一般車両通行止めの表示

林道側からみた登山道。鎖が張られ一般車両通行止めの表示がある。

その後は林道をひたすら走ると、無事に国道へ出ることができました。

橋の奥に県道がある

橋の奥に県道がある

国道から浦山口駅方面に走り出しました。

10分ほど行ったところにバス停があり時間を見ると16:03に最終便が来る!

秩父市営バス大神楽沢橋のバス停

ということでここでランは断念してバスに乗りました。

ぬくもり号と名付けられたその秩父市営バスは普通のワゴン車にペイントしただけのバスでした。

想像してたバスと違っていたけど、この時の自分には本当にバスのぬくもりを感じました。

温泉に入って帰路へ

祭の湯入口の赤い暖簾と提灯

電車で秩父に来ると必ずこの温泉に入ってから帰ります。

祭の湯は駅前だし清潔感があって好きです。

クリーム色と赤いラインの渋いレッドアロー

帰りに乗ったレッドアロー。渋くていかした配色ですよね。

というわけで以上が北丹トレイルレースシミュレーション失敗の全貌です。

今回のことで多くのことを学びました。反省もたくさんしました。

それはまた別の機会にまとめたいと思います。

トレランでもトレッキングでも、もっと真剣に向き合わないといけないと感じました。

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