悪天候の富士登山で気を付ける6つのアドバイス

悪天候の富士山を登るときに気を付けること 登山
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先日、予定通り富士山へ行ってきました!本当は友人と二人で行くはずが、直前で病気となったため急遽ソロ登山に変更。当初は友人に合わせてゆっくり登っていく計画を立てていたのですが、ソロとなったため結果的に短時間でガンガン登っていくことになりました。こちらの記事で初心者向けの富士登山の準備リストや登山スケジュールを投稿していますのでご参考に!

それはさておき、今回は完全に雨予報での富士登山となりましたが、山小屋も予約しているし日程変更ができないので、御来光は諦めつつ登ることにしました。富士山登山は悪天候だと初心者にとってかなり過酷な登山になります。過去と今回の経験から、そんな悪天候での富士登山で気を付けるべきことを書いていきたいとおもいます。

1.登らない勇気を持つ

正直これが一番大事なことだと思います。例えば、ウェアや装備が満足に揃わない、体力に自信が無いといった方は悪天候での富士登山は控えた方が良いでしょう。もしくは、途中まで登っていた場合でもこれ以上に先に行って無事に下山できるか判断できない場合は、その場で即下山した方が良いと思います。なぜなら悪天候下での富士登山は上に行けば行くほど尋常ではない寒さが待っています。山頂では気温にして0℃前後、良くても5℃くらいでしょう。そこに暴風雨が吹けば体感温度はさらに下がります。七合五勺過ぎ辺りから徐々に寒さが強くなっていきますが、行動中は体が温まっているので実はそんなに寒くありません。七合目、七合五勺、八合目といったキリの良い場所で、自分の体力や体温を見直してみると良いでしょう。予約している山小屋の近くまで来ているようであればそこに泊まって、翌日の天候を見ながら登頂を目指すかどうか慎重に判断してください。小屋で夜明けを待つこともできます。

2.レインウェアは必須の持ち物

富士山では雨が降る場合、八合目までは普通の雨だったりすることがあります。それが九合目に近づくにつれて、今度は急に暴風雨に変わることがあります。また、降ったり止んだりを繰り返すので止んだと思って気にせず登っているとまた急に突風と横殴りの雨が降ってきたりするのです。とにかく自分の身を守るためにレインウェアを持参しましょう。登山用のレインウェアを持っていない場合は、ホームセンターとかに売っているようなレインスーツを持っていきましょう。ケチって100均の雨合羽とかで済ませようとしないでください。毎年100均で買ったような合羽を羽織っている人達を見かけますが本当に辛そうです。特に外国人の方が多いですが、日本人の方でも見かけます。昨年は弾丸登山のグループで雨の中合羽で挑んだ人たちがいて8合目付近の小屋で凍えていました。今年は合羽でしかもショートパンツで登っている韓国人女性がいて目を疑いました。最近ではレンタルもかなり充実しているようなので、そういうのを利用するのも一つの手ですよね。

3.汗はなるべくかかない工夫を

これすごく重要です。「絶対に山頂まで行くんだ!」という人は、とにかく出来る限り汗をかかないように登ってください。それでも坂道を登っているので体温が上昇し汗ばんできます。その場合はタオルで拭いたり、ジッパーを開けて風を通し体温を下げるなど調節を行ってください。大汗をかいたまま悪天候の山頂へ行ったら寒さで動けなくなります。また、山小屋泊だとしても予備のベースレイヤー(インナーウェア)があれば良いですが、予備をもってきていない場合は乾いていない状態で夜中出発しなければならないかもしれません。こまめに体温調節しながら登って行きましょう。ちなみに、ベースレイヤーとしてヒートテックを使うのは避けてください。保温性はありますがその分汗もかきやすいです。

4.暖かい飲み物を持って行こう

これも山頂で役に立つかもしれません。軽量なサーモボトルに暖かいコーヒーや紅茶を入れて持参すると御来光の待ち時間の時に重宝することでしょう。サーモスやモンベルの保温性の高いサーモボトルであれば、熱々のお湯を入れると例え2日目であっても85~90℃くらいの温度は保証されます。私は昨年、山頂でかなり寒い思いをしてしばらく動けなくなりましたがこのホットコーヒーで救われました。

5.山頂のお店には入れないと思って

富士山頂には扇屋さんというお店があります。登山シーズンのみ営業していますが御来光待ちの間、多くの人で行列が作られます。お店の方が店頭で整列させてますが、今回に関してはかなり待つので並ぶのはおすすめできないし、雨も降っているので今すぐ下山した方が良いと言っていました。方や一方、ツアー客は集団で奥の方のVIPルームにぞろぞろと入っていきます。割高かもしれませんがツアーで行くメリットはこうゆう所にもあるんですね。

6.携帯やカメラは濡れないようにする

近年ではiPhoneをはじめとするスマートフォンも防水対応のものがありますが過信は禁物です。私たちが日常で使う工業製品で完璧な防水などそうありません。私は今回の富士登山でiPhone7plusをレインウェアのポケットに入れておいただけで水没で壊れてしまいました。レインウェアのポケットの内部に雨水が侵入してポケットの底の方に1センチほど溜まっていたので、これが原因ではないかと考えています。iPhone7pulsは防水仕様で1センチくらいの水につかっても大丈夫なはずです。実作には、恐らくポケット内部の湿度が直接的な原因ではないかと考えています。機械物を持参する場合にはジップロックなど密閉できる袋などに入れて持ち歩くと良いでしょう。

いかがでしたか?富士山に登ったことのない方も、知ってること知らないことあったかもしれません。今後富士登山にトライしたい、いつか登頂して御来光を見たいと思っている方は是非参考にしてみてください。富士登山は老若男女チャレンジできる山ですが天候には十分気を付けて、ウェアや装備をしっかり整えて臨んでくださいね!

コメント

  1. […] さて、新品のiPhoneを入手してから2週間後、富士登山に行ってきました。当日の天候は雨。台風が接近している中での富士登山です。(悪天候の富士山を登るときに気を付けることという記事を公開しているので興味のある方はご覧ください。)雨が降る前提で臨んだ富士登山ですがさすがに雨程度では水没しないでしょうと思い特に雨用の対策はしませんでした。初日は幸いにも激しい雨に打たれることはありませんでした。しかし、小屋泊した後の2日目はやはりそこそこの雨でスタート。御来光はほぼ諦めていましたが淡い期待を込めて8合目から2:30に出発。吉田ルートの渋滞の中進んでいきます。晴れていればヘッドランプで照らされた渋滞のラインを写真に収めるのですが視界も悪くiPhoneを出す気にもなれないのでレインウェアのポケットにしまい込んでいました。 […]