ナイキ ズーム フライ フライニット で自己ベストを更新するための6つのポイント

ロードレース
スポンサーリンク

ナイキ ズーム フライ フライニット(以下ズーム フライ FK)の購入を検討している方や、買ったは良いものの上手く履きこなせないという方は結構いるのではないでしょうか。

確かに、ズーム フライ FKは一般市民ランナーにとって難しい部類のシューズです。しかし、ポイントさえ掴めてしまえばその利点を各段に向上させることができます。

私自身、購入当初はうまく活用できず全くスピードが出せませんでした。しかし、3週間ほど使用した後のペース走でこのシューズの良さをようやく体感。様々な着地方法やフォームを試して得た独自のポイントがあります。

この記事では、自身の経験から学んだズーム フライ FKで自己ベストを出すだめの6つのポイントをご紹介します。

このポイントをしっかりと抑えることができれば、きっとスピードが向上し自己ベスト更新に一歩近づくことができるでしょう。もちろん、練習はありきです(笑)

1. フォアフットよりもミッドフット

自分は初めてこのシューズを買ったとき、ヴェイパーフライ4%と同系統のシューズであるが故にフォアフット走法が適しているものだとばかり思っていました。しかし、それは間違いでした。

まず、ズーム フライ FKはミッドフットの辺りがもっとも反発力を感じられるポジション。この反発を利用して前へ進んで行くとかなり楽に走れます。基本的にマラソンはフォアフット走法の方が速く走れると言われていますが、ズーム フライ FKは別物だと感じました。フォアフットで走ると反発を活かしきれずに逆に疲れてしまいます。

2. 着地から抜けのモーションは中心よりもやや内側のラインを意識

ズーム フライ FKを上からみるとその特徴が分かりやすいと思います。先端が少し内側にカーブしています。具体的理由は不明ですが、今のところ下記のどちらかではないかと推測しています。

  • プロネーションがスムーズに行われるようにサポートするための構造
  • 親指側にパワーを伝えやすくするための構造

ズーム フライ FKを履いた状態で立ち、余計な力を加えず自然にゆっくりと蹴り出しのモーションを行なってみてください。すると、つま先が抜ける最後の方でやや内側に抜けて行く感じがしませんか?

理論的なことはさておき、この構造を活かすのであれば中心のラインよりやや内側が丁度良いライン。そこを意識して着地、蹴り出しと行うと足への負担が軽く次の足も出しやすくなります。

また、それを示唆するかのようにシューレースがクロスする場所も中心よりやや内側になっています。購入当初はなぜシューレースがクロスする位置がずれているんだろうと思っていました。

3. 直線でスピードにのる

踵側のソール幅がやや広いのとカーボンファイバープレートが思った以上に硬いので、横の動きに弱いです。つまり、曲がり角や急なカーブには対応しづらい。しかし、直線になるとその効果が遺憾なく発揮されます。しっかりとシューズの反発を活かしながら走ると次々に足が前へ出ます。

ただし、スピードを出しても疲れないという意味でないのでご注意。むしろスピードが出すぎて後半失速なんて言うこともあり得るので設定タイムに合わせてしっかりとペースコントロールしましょう。

4. 上りのペースダウンを下りで取り戻す

何でしょうね、ズーム フライ FKは何となく登りがきつい気がします(笑)逆に下り坂ではスピードを出しやすいです。上りは焦って無理に足を使おうとせず、下りで遅れを取り戻しましょう。

ズームフライでの上り坂は骨盤をグイッと前に出して重心を前に置くと比較的走りやすいかなと思います。トレランの登りっぽい走り方。登りでは前傾姿勢にならないことが基本です。ズーム フライ FKでもしっかりとそれを意識することが大切ですね。

5. シューレースは通常よりもきつめに結ぶ

ズームフライで長い距離を走ると分かりますが、途中でシューレースの緩みが気になってきます。シューレースが緩むと足を踏み出す度に踵が浮く感じがしてうまく走れなくなります。精神的にも良くないのでレース前はしっかりときつめに結ぶと良いでしょう。また、結ぶ時はシューレースの捻れを直してください。これも緩みの原因となります。

また、上述したようにズームフライのシューレースは左右とも中心よりやや内側でクロスするようになっています。クロスするラインが場所によってズレないようにしましょう。本番前はシューレースにもしっかりと意識を配って準備しましょう。

6. 地面を蹴ろうとしてはいけない

薄底シューズは、直感的に地面を蹴り上げる意識が働くかとおもいますがズーム フライ FKではNG。とにかく無理に地面を蹴って前に進もうとしてはいけません。あくまでも自然に、ミッドフット着地で、中心よりもやや内側のラインを意識して足が抜けるモーションを行うことです。前に進むのは、シューズに任せるという感じでしょうか。

これははっきり言って作業の領域です。フルマラソンという長い距離でスタートからゴールまで終始意識しておいてください。

足に余計な力が入ってないか?地面を蹴ろうとしていないか?

もし、レース中に地面を蹴っているなとふと気が付いたら直ぐ様修正しましょう。足に余計な力をかけずにリラックスです。前に進むのはズーム フライ FKがやってくれます。

コメント